五軸マシニングセンタ加工

ABOUT

五軸マシニングセンタ加工とは

五軸マシニングセンターとは、5軸を制御できる機能を持った機械です。具体的には、直交3軸(XYZ軸)と旋回する2軸(回転と傾斜)を制御します。これにより、同時に制御が可能な場合を「同時5軸」と呼び、旋回機能の1軸が同時に制御できず、一旦静止してから加工を行うものは「割り出し5軸」と呼ばれます。比較される「5面加工機」は、旋回機能を持たず、設置面以外の5面を1回の段取りで加工できる機械です(現在では、旋回機能を持つ5面加工機も存在します)。五軸マシニングセンターにはさまざまな種類があります。例えば、加工ヘッドが旋回するタイプ、テーブルが旋回するタイプ、主軸が地面に対して垂直(縦型)タイプや平行(横型)タイプ、さらには旋盤機能が付いたタイプなどがあります。

五軸マシニングセンタ加工とは

FEATURE

第五電子工業の五軸マシニングセンタ加工の特徴

複雑な形状も同時加工で行うことが可能
当社は、現在3台の5軸マシニングセンタを設備しています。ヘッドが傾いて加工するタイプと、ベッドが傾き回転するタイプの2種類があります。最大径800mmまで加工できるのが特徴です。また、旋盤機能も付与しているため、より複雑な形状を同時加工で行うことが可能です。さらに、スルースピンドル機能も備えており、深穴・深溝加工もスピーディーに対応できます。

USE CASE

導入事例

五軸加工は、半導体製造装置向けの様々な部品に活用されています。真空装置向けチャンバーのような複雑形状も、同時チャックで効率的に加工可能です。最近では、半導体製造装置向けマニホールドにおいて、斜め方向からガスを噴霧するタイプの製品で、五軸機能を活かした斜め穴加工も同時チャックで対応しています。

対応材質 ステンレス、アルミ、インコネル、ハステロイ
最大加工サイズ φ800/800×800

PRODUCT CASE

製品事例

EQUIPMENT

機械設備

五軸マシニングセンタ加工で取り扱う生産設備一覧

設備名 型式 メーカー 仕様 特長
五軸マシニングセンタ MU-6300V-L オ-クマ テーブルサイズ630×630
最大加工範囲630×630×630
最大ワーク重量 600kg
縦型マシニング機軸の5軸機能を備え、旋盤機能も付与された複合加工機です。テーブルがゆりかご状に動くことで、5軸加工が可能となっています。
五軸マシニングセンタ DMU80FD duoBLOCK DMG森精機 テーブルサイズ800×800
最大加工範囲800×700×700
最大ワーク重量 600kg
ヘッドは横型タイプで、テーブルは高速回転が可能です。
そのため、立旋盤機能も備えています。五軸機能はヘッド側に搭載されているタイプです。

スクロールしてください

FAQ

よくある質問

五軸マシニングとはどんな加工機ですか?

工具を5方向から制御できる機械で、複雑形状を高精度に加工できる最新設備です。

どんな材質に対応していますか?

アルミ、ステンレス、チタンなどの金属全般に対応。航空・医療・半導体向けなど高精度品を加工します。

3軸加工との違いは何ですか?

3軸では難しい曲面・斜面を1回のセットで加工でき、精度・効率ともに大幅に向上します。

試作にも対応していますか?

はい。CAD/CAM連携により、設計データから短納期で試作・量産まで対応可能です。

加工精度はどのくらいですか?

±0.01mmクラスの高精度加工が可能で、検査設備により全数確認しています。